妊活における睡眠の重要性２
夢源鍼灸院の酒井です(^^)
今回は前回の続きで、妊活における睡眠の重要性について、研究報告を中心に紹介します。
不妊と睡眠については多くの研究が報告されています。
まず男性の研究についてです。
- 睡眠時間が少な過ぎる男性は、十分な睡眠をとっている男性に比べ、精子の量が２９％少ない。
- 寝不足の男性は、十分に寝ている男性に比べ、睾丸のサイズが大幅に小さい。
- 寝不足の男性は、テストステロンが少なく、性欲の低下・倦怠感・集中力の低下・筋肉量の低下に繋がる。
続いて、女性の研究についてです。
- 睡眠時間が６時間以下の女性は、卵胞を育てる卵胞刺激ホルモンの量が20％減少し、排卵障害に繋がる。
- 夜勤や夜遅くまで働く女性は、昼間の決まった時間に働いている女性に比べ、生理不順になる確率が３３％高くなる。
- 働く時間が不規則な女性は、妊娠で苦労する確率が８０％高くなる。
- 睡眠時間が慢性的に８時間未満の女性は、妊娠3ヶ月以内に流産する確率がかなり高くなる。
不妊と睡眠の関連に関する研究から多くのことがわかってきました。
睡眠の量・質をたかめることで、妊娠しやすい心と体が作られていくことが研究からわかりますね。
睡眠は、お金がかからない妊活で、健康的な生活習慣を身につけるにも重要です。
成人の場合、平均して6~7時間前後の睡眠をとっていると言われています。
1日の３分の1は寝ていることになります。さらに言えば、人間は人生の3分の1を睡眠に費やしていると言っても過言ではありません。
睡眠が疲労や頭痛・肩こりなど心身の健康や妊活に影響することが研究でわかってきました。
人生の３分の1が睡眠で残りの3分の2の人生にも睡眠が影響するとしたら、よりよい眠りを得るための方法を知っているとしらないでは全く異なる人生になるかもしれません。
次回は、睡眠の質を高める実践方法についてお伝えしたいと思います。
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