移植前に見直してほしい「睡眠」
夢源鍼灸院の酒井です(^^)
今日は移植前に見直して欲しい「睡眠」についてです。
「生活には気をつけているつもり」
「食事もサプリも頑張っている」
それでも結果が出ない時、意外と見落とされているのが“睡眠”です。
妊活中の方にお話を聞くと、実はとても多いのが
- 寝つくまでに時間がかかる
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝起きても疲れが取れていない
「忙しいから仕方ない」
「治療中はこんなもの」
そう思われがちですが、
移植前の睡眠は、着床を左右する重要な要素です。
睡眠中、体の中で何が起きているのか?
私たちの体は、
寝ている間に“修復と準備”を行うようにできています。
特に妊活において重要なのが
- ホルモンバランスの調整
- 自律神経のリセット
- 子宮内膜や血管の修復
- 炎症を抑える働き
つまり睡眠は、「妊娠できる体を作る時間」 でもあるのです。
移植はゴールではなく、
「着床し、育ち始めるスタート」。
そのスタートラインに立つための準備が、夜の睡眠中に行われていると考えてください。
妊活中に睡眠の質が落ちやすい理由
不妊治療をしている方ほど、睡眠の質が低下しやすい傾向があります。
理由は主に3つです。
① 治療による緊張と不安
- 移植結果への不安
- 次の治療へのプレッシャー
- 周囲との比較
これらは無意識に体を緊張させ、
交感神経(戦う神経)優位の状態を作ります。
布団に入っても
「頭が休まらない」
「考え事が止まらない」
これは気持ちの問題ではなく、神経の切り替えができていない状態です。
② ホルモン治療による影響
移植周期では、
エストロゲン・プロゲステロンなどホルモン補充を行うことが多くなります。
これらのホルモンは
- 眠気を強める
- 逆に眠りを浅くする
といった影響を与えることもあります。
「以前より眠りが浅くなった」と感じる方は少なくありません。
③ 自律神経の乱れが慢性化している
不妊治療が長く続くほど、
✔ 休んでいるつもりでも休めていない
✔ 常に気が張っている
という状態になりやすくなります。
この状態では、
**睡眠時間があっても“回復できない睡眠”**になってしまいます。
睡眠の質が低いと、着床に何が起きる?
睡眠の質が低下すると、体では
- 子宮・卵巣の血流低下
- 子宮が緊張しやすくなる
- ホルモン分泌のリズムが乱れる
といった変化が起こります。
着床期に必要なのは、
「守る・受け取る・育てる」モード。
睡眠不足や浅い睡眠が続くと、
体はずっと
「頑張る・耐える・戦う」モードから抜けられません。
どんなに良い胚を戻しても、
受け取る側の準備が整っていなければ
着床は難しくなってしまいます。
妊活鍼灸で睡眠が変わる理由
妊活鍼灸では、
「眠れますか?」をとても大切にしています。
なぜなら、
睡眠の質=自律神経の状態だからです。
鍼灸で期待できるのは
- 交感神経の過緊張を緩める
- 副交感神経(リラックス)を高める
- 呼吸が深くなる
- 寝つきが良くなる
実際に、
「治療の日はよく眠れる」
「夜中に起きなくなった」
という声はとても多く聞かれます。
これは偶然ではなく、
神経と血流に直接働きかけている結果です。
今日からできる「移植前の睡眠ケア」
すべて完璧にやる必要はありません。
できるところからで大丈夫です。
✔ 寝る直前までスマホを見ない
✔ 布団に入ったら“考える時間”を終わらせる
✔ 夜は「頑張らない時間」を意識的に作る
✔ 下腹部・足首を冷やさない
そして何より大切なのは、
「眠れない自分を責めないこと」。
責めるほど、体は緊張します。
まとめ|睡眠は、着床の準備時間
移植前に見直してほしいのは、特別なことではありません。
✔ ちゃんと休めているか
✔ 体が緩む時間があるか
睡眠は、
着床のために体が準備をする大切な時間です。
「もうできることはない」
そう思う前に、夜の過ごし方を一度だけ見直してみてください。
夢源鍼灸院では個々の体質を詳しくお伺いし、生理周期に合わせて妊活のサポートをしています。
病院との並行しながらも問題ありませんので、ぜひ一度お問い合わせくださいね。
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