酸化ストレスを下げる方法

前回まで、不妊症と酸化ストレスの関連性について説明してきました。

不妊症の原因の一つとして、酸化ストレスがあります。今回は、酸化ストレスを除去する方法について説明したいと思います。

酸化ストレスは、ストレスや暴飲病食・運動不足などによって増加するため、これらの要因を改善することも大事になります。また、抗酸化力を高めることも重要になります。

抗酸化力とは、過剰になった活性酸素を除去するためのものです。活性酸素を除去する防御システムが、人には生まれつき備わっています。しかし、年齢やストレスなどにより活性化酸素が大量に発生し、抗酸化力が追いつかなくなることで酸化ストレスが増加します。

抗酸化力を高め酸化ストレスを除去するには、

1.睡眠  2.運動  3.ビタミンD・E  4.飲食物  5.鍼灸 の方法があります。

今回は、睡眠について説明していきます。

睡眠時に松果体で産生されるメラトニンというホルモンがあります。メラトニンは、卵胞発育とともに卵胞内に取り込まれ、排卵過程で発生する酸化ストレスから卵子を護っていることがわかっています。

そのため、良質な睡眠をとることで、メラトニンが産生され、抗酸化力を高め酸化ストレスを除去することができます。

メラトニンの分泌は、22時から2時に最も分泌されるので、寝る時間が遅い方や睡眠不足、中途覚醒してしまうなど、良質な睡眠を取れない方は、酸化ストレスが増加し不妊症につながります。

良質な睡眠をとるには、早く寝る他にも寝具(枕・パジャマ・ベッドなど)やブルーライトなどが影響します。不眠に関して、鍼灸治療は得意としていますので、睡眠についての相談やアドバイスも含めお気軽にご連絡ください。

 

東洋医学的にも良質な睡眠は重要です。睡眠をしっかりとることで、筋肉や皮膚・耳・目・内臓の機能を発揮するために必要な「血」が作りだされます。

「血」不足は、直接的に不妊症に影響します。何度も言いますが、睡眠はとても重要です。

 

次回、酸化ストレスを下げるための運動についてお話したいと思います。

 

沖縄 南部(糸満)にある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。