【採卵前にやると結果が変わる3つの体質ケア】
夢源鍼灸院の酒井です(^^)
今日は、採卵が中々上手くいかない方から相談があったので、採卵がうまくいくように出来ることをお伝えしたいと思います。
【採卵前にやると結果が変わる3つの体質ケア】― 血流・睡眠・栄養 ―
「採卵の結果を少しでも良くしたい」
「卵子の質を上げたい」
「前回の採卵より良い数、良いグレードを出したい」
そう感じて悩んでいる方が多いと思います。
病院の治療は研究や経験でその方にあった治療方針を選択しますが、薬による調整がほとんどです。
でも、採卵の成績は“心と体の状態”に左右される部分が大きいのも事実です。
鍼灸の臨床では明らかに差が出る要素があります。
それが以下の3つの土台です。
【1】血流 ― 卵子の質を左右する最重要ポイント
採卵前にまず整えたいのが 血流 です。
卵子は血液から酸素・栄養・ホルモンを受け取り成長します。
つまり、
血流が悪い → 卵子の材料不足・酸欠状態
血流が良い → 卵子が育つ“理想の環境”
というシンプルな仕組みです。
■ 血流が悪くなる原因(沖縄の女性に多い傾向)
• 冷え(エアコン環境での冷えが強い)
• ストレスで交感神経が優位
• 仕事の座りっぱなし/立ちっぱなし
• 低気圧による体調不良
• 運動不足
特に沖縄は湿度が高く、体の水分循環が停滞しやすい地域。
むくみ体質は卵巣の血流低下につながりやすいので注意が必要です。
■ 血流改善で実際に変わる採卵結果
鍼灸や生活改善で血流がよくなると、下記が変化しやすくなります。
• 採卵数が増える
• 空胞が減る
• グレードの良い胚ができやすくなる
• 受精率が安定する
• AMHが低い方でも結果が出ることがある
※医学的に“絶対”ではありませんが、臨床では明らかに変わる方が多いです。
■ 採卵前にできる血流アップ習慣
① 足首・お腹を冷やさない
特にお腹(子宮・卵巣)は冷えがダイレクトに血流低下につながります。
② 週3回の軽い運動
ウォーキング20分で卵巣の血流は確実に上がります。
③ 深呼吸・ゆっくり入浴で副交感神経をON
自律神経は血流のスイッチです。
④ 鍼灸で骨盤内の血流を直接高める
→ これも採卵前に有効とされる理由の一つです。
【2】睡眠 ― 卵子を“修復”するゴールデンタイム
睡眠は、採卵の結果に大きく影響するのに、軽視されがちな要素です。
実は、卵子の質を左右するミトコンドリアは睡眠中に回復します。
ミトコンドリアは卵子の“エネルギー工場”。
ここが元気でないと
• 分割のスピードが遅い
• 受精後すぐ止まる
• グレードが上がらない
などの不調につながります。
■ 睡眠の質が落ちると卵子に何が起こる?
• ホルモンバランスが乱れやすい
• 血流が低下する
• 卵巣の酸素供給が不安定になる
• 卵子のエネルギーが不足する
特に採卵前1〜2か月は、睡眠の質が採卵数に影響しやすく、
“寝不足 → 卵が育ちにくい” という悪循環が起こりやすいです。
■ 採卵前の睡眠で気をつけること
① 夜24時までには寝る
深夜1〜2時の睡眠はホルモン分泌が不安定になりがち。
② スマホは寝る1時間前にオフ
交感神経が高まり、眠りが浅くなります。
③ カフェインは15時以降控える
深い睡眠を妨げ、成長ホルモンの分泌が減ります。
④ 眠れない日は“質”を上げる工夫
・部屋を暗くする
・ぬるめのお風呂
・白湯を飲む
・呼吸をゆっくりする
鍼灸は自律神経を整え、睡眠の質の改善が特に得意な分野です。
【3】栄養 ― 卵子の材料を整えて採卵結果を底上げする
病院の治療ではあまり言われませんが、
卵子の質=細胞の材料 × エネルギーです。
その大元が 栄養。
採卵前は以下の栄養が特に重要です。
■ ① タンパク質(卵子・ホルモンの材料)
不足している人が圧倒的に多いです。
不足すると…
• 卵子が育ちにくくなる
• ホルモンバランスが乱れる
• 内膜が薄くなりやすい
■ ② 鉄(酸素運搬)
鉄不足=卵巣が“酸欠”状態。
沖縄は女性の貧血率が全国平均より高め。
採卵に影響しやすいポイントです。
■ ③ 良質な脂(ホルモンの材料)
・アボカド
・オリーブオイル
・ナッツ
・青魚
脂は卵胞ホルモンの材料になるため、採卵前は特に重要。
■ ④ 抗酸化(卵子の老化を防ぐ)
・ビタミンC
・ビタミンE
・亜鉛
・コエンザイムQ10(ミトコンドリアの栄養)
抗酸化力は卵子の劣化を防ぎます。
■ ⑤ 糖質のとり方(血糖値の乱高下を防ぐ)
血糖値が乱れると
→ ホルモン
→ 卵子
→ 睡眠
すべてに影響します。
“糖質を減らす”より“質と順番を整える”が正解。
*以前のブログで糖質について説明しているのでご参照ください。
【まとめ:採卵の結果は「体づくり」で変えられる】
採卵は運だけではありません。
体の土台が整えば、結果は確実に変わってきます。
■ 採卵前にやるべき3つのこと
① 血流を良くする
→ 卵子の質を支える最重要ポイント
② 睡眠の質を高める
→ ミトコンドリア(卵子のエネルギー)を回復させる
③ 栄養で材料を満たす
→ 卵子の細胞・ホルモン・内膜づくりに直結
沖縄の女性は、湿度・冷え・貧血傾向など、妊活が進みにくくなる要素が重なりやすい地域です。
だからこそ、
「自分の体質に合ったケア」
「病院+心と体づくり」の両方がとても大切。
鍼灸は血流・睡眠・自律神経の改善が得意なので、採卵前に取り入れることで結果が変わる方が非常に多いです。
夢源鍼灸院では個々の体質を詳しくお伺いし、生理周期に合わせて妊活のサポートをしています。
病院との並行しながらも問題ありませんので、ぜひ一度お問い合わせくださいね。
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