人工授精について

今回は、人工授精という不妊治療法についてお話したいと思います。

人工授精は、排卵日を予測してタイミングを取っても妊娠が成立しない場合の次のステップとして位置づけられています。

受精を目的として、予測した排卵日に合わせて、濃縮洗浄した精子を子宮内に注入する方法です。

(精子を注入する場所が子宮頚管や卵管内など場所によって名前が異なりますが、ほとんど子宮内人工授精が行われている。)

注入する精子が夫のものである場合の人工授精をAIHといい、注入する精子が提供者のものである場合をAIDといいます。

 

人工授精に進む場合の適応として

①精子・精液の量・質的異常:精子の濃度や運動率が乏しい場合

②機能性不妊:器質的な不妊原因がない場合

③射精障害・性交障害:勃起不全、膣狭窄、膣痙攣の場合

④精子-頚管粘液不適合:ヒューナーテスト不良、頚管粘液分泌不全、抗精子抗体陽性の場合

 

つまり、不妊の原因がわからないか、不妊の原因が男性にある場合やEDなどで通常の性交が不可能な場合などに適応になります。

 

研究報告では、人工授精における(累積)妊娠率は、およそ6回程度で頭打ちになると報告されているので、6回まで行ったら別の治療法を選択した方がいいと言われています。

 

不妊の原因がわからないやEDの治療は鍼灸治療も治療手段の一つだと思います。

人工授精する際、月経周期が整っていた方がいいのと、子宮内膜が厚い(ふかふかのベッド)ほうが着床率は上がります。

以前に触れましたが、鍼灸後は子宮内膜が厚くなることが多いです。人工授精前後に鍼灸治療を併用することをお勧めします。

 

沖縄 南部(糸満)にある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。