卵子の質をあげる栄養素について
夢源鍼灸院の酒井です(^^)
妊活されている方から、「卵子の質をあげるにはどうすればいいですか」という相談を受けたので、今回は、卵子の質をあげるために必要な栄養素についてお伝えしたいと思います。
妊娠するためには、いい卵子と元気な精子が必要です。
いい卵子・元気な精子を作るためには、エネルギーが必要で、そのエネルギーを産生するには、ミトコンドリアが必要です。
採卵しても受精しない・空砲だったや疲れやすい・だるい・肌の調子が悪いなどがあれば、ミトコンドリアの元気がない状態かもしれません。
ミトコンドリアの元気がないと、様々な病気のリスクが上がることや卵子・精子の質が悪くなり、染色体異常も起こしやすくなると言われています。
ミトコンドリアを元気にするための栄養素の1つがコエンザイムになります。
コエンザイムの働きは、抗酸化作用が主になります。
コエンザイムは、活性酸素が体内にふえるとミトコンドリアの機能が低下して、体内が酸化(さび)してしまいますが、この活性酸素の発生を抑制し、酸化を防いでくれる働きがあります。
コエンザイムによって、活性酸素を体内から除去できると、ミトコンドリアは活性化し、エネルギーを産生することができるので、卵子や精子の質もあがっていきます。
コエンザイムは、もともと体内にある存在する物質ですが、年齢とともに減少していきます。
ピークが20歳前後で、そこから徐々に減っていくので、活性酸素が体内に発生し、ミトコンドリアも機能が低下し、様々な病気や老化、卵子・精子の質の低下に繋がっていきます。
コエンザイムは自然に減っていきますが、加齢・ストレス・病気・薬・生活習慣・禁煙などによって減少するスピードは個人差が出てきます。
コエンザイムは、食事から摂取することができます。
多く含まれている食材は、サバ・イワシ・サケ・レバー・ほうれん草・ブロッコリー・大豆・ナッツなどです。
1日に食事で摂取できるコエンザイムの量は、平均で5㎎と言われています。しかし、1日に必要な量は、100㎎から200㎎です。
食事のみでコエンザイムを必要量とるのは無理に近いです。
なので、健康補助食品であるサプリメントで補うのが1つの手段になります。
コエンザイムのサプリを選ぶときに注意してほしいのが、還元型と酸化型があるので、還元型を選ぶのがポイントです。還元型は効率よく体内に吸収されるように作られています。
サプリメントは、補助食品なのでサプリメントだけに頼るのではなく、日々の食事でも意識してコエンザイムを摂り、卵子と精子の質をあげていきましょう。
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