基礎体温でわかる妊娠しやすいタイミング
夢源鍼灸院の酒井です。
今回は、「基礎体温でわかる妊娠しやすいタイミング」についてお話します。
赤ちゃんと出会うための第一歩として、基礎体温を測ることはとても重要です。
特に、病院に通わず、タイミング療法での妊娠を望む方には重要です。
基礎体温を測っていると妊娠しやすいタイミングがわかってきます。
しかし、基礎体温と耳にしたことはあるけれど、実際に自分の体でどのような変化があるかはよくわからない方もいると思います。
なぜ、基礎体温を測ると、妊娠しやすいのかについてお伝えしていきます。
基礎体温を測ることで、排卵日を予測することが可能になります。
基礎体温と排卵日の関係についてですが、
基礎体温は、正常であれば低温相と高温相の二相に分かれます。
基礎体温を測っていると低温相から高温相(0.3〜0.5℃)に移行するとき、いったんガクンと下がるときがあります(人によっては、下がらないこともあります)。
排卵は、この直後に体温が上がり始めたときに生じることが多いです。
ただし、ガクンと体温が下がったときやその直前に排卵が起こることもあります。
基礎体温によってわかる排卵日には、排卵日がぴったりわかるという訳ではなく、多少日数が前後します。
しかし、卵子も精子にもそれぞれ生存期間があるため、その期間中でセックスをすれば、受精が十分可能です。
例えば、排卵日の前日にセックスをした場合・・・
卵管内で精子は2日以上生きのびるため、卵子と出会い、受精することが可能です。
また、排卵後12~36時間は卵子の状態は活発なので、その間にセックスをして、精子が卵管へたどり着けば受精ができます。
ですから、体温がガクンと下がる前日あたりから、ガクンと下がって2~3日ぐらいまでに排卵が起こると考えるといいと思います。
月経周期が一定している人であれば、基礎体温をとり続けているうちに、「あさってあたりに体温が下がりそう」とか「明日から高温相になりそう」と予測がつくようになります。
そのため、これまでの基礎体温を測っている人の方がより情報が多いため、妊活の手助けになるのです。
妊娠しやすいセックスの回数は?
基礎体温でわかる排卵日は、あくまでもおおよその排卵日なので、日にちの幅があります。
一方で、精子は卵管の中で2日から数日は生存できます。なので、セックスは1回ではなく、何回か排卵日に集中させると、受精の可能性が高まります。
具体的には、体温がガクンと下がる前日に1回、その後は1日おきに2回というようにセックスをするといいと思います。
これなら、いつ排卵が起きたとしても、精子と卵子が出会う可能性があります。
基礎体温以外にも、排卵日を予測できる方法があります。
排卵日が近づくと子宮頸管は、精子が子宮内に入りやすくなるよう分泌液(頸管粘液)が盛んに出るようになります。
この時期の頸管粘液には粘り気があり、指で触れて確認すると伸びることがわかります。
頸管粘液を手にとるには、清潔な指を膣の中に入れて調べる方法がありますが、いざやろうとしてもご自身で確認することはなかなか難しいと思いますので、下着についたおりものを使って確かめることもできます。下着についたおりもので確認したとき、このように伸びるようであれば、排卵が近づいている証拠です。
また、排卵日が近づくと、脳の下垂体では黄体化ホルモン(LH)を分泌します。
このLHがどのくらい尿中に含まれているか測定し、排卵日を予測できる検査キットが市販されています。
※人によっては、排卵の目安となる「体温がガクンと下がる」がないこともあります。基礎体温が低温相と高温相の二相になっているのであれば、体温がガクンと下がらなくても特に問題はありません。
このような場合は、ふつうは低温相から高温相に移る前後に排卵が起こると考えればいいと思います。
基礎体温は、排卵日を予測するだけでなく、卵巣機能が正常に働いているかなども読み取ることができます。
基礎体温を測ることは、鍼灸治療する際に様々な情報を得られるので、もし基礎体温を測ることがストレスにならなければ測定をお勧めします。
自分の体の状態、排卵日を把握して妊娠しやすいタイミングを知りましょう。
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