妊活におけるトランス脂肪酸の影響
夢源鍼灸院の酒井です(^^)
不妊治療・妊活をしていると、卵子・精子の質に悩まされることが多くあると思います。
質のいい卵子や精子、子宮環境を整えて妊娠しやすい心身をつくっていくには、
「睡眠・運動・食事」がとても大事になっていきます。
今回は、「食事」についてまず見直してほしいことについてお伝えします。
食事が大事なのはわかっていると思いますが、何を食べればいいのか迷ってしまいますよね。
私が大事にしている考え方として、まず質のいいものを摂る前に、
「質の悪い物を摂らない」から始めた方が妊娠しやすい体質への近道となります。
質の悪い物を摂らないようにして、身体に毒を入れないようにしてから、質のいい物を摂ると心身への効果を感じやすいです。
妊活や健康に悪影響を及ぼす物って色々ありますが、まず避けてほしいのが
「トランス脂肪酸」です。
トランス脂肪酸は、脂質の構成成分である脂肪酸の一種です。食べるプラスチックとも呼ばれています。
WHOは、トランス脂肪酸の摂取が心臓病・糖尿病・肥満・不妊などに関連する健康問題を引き起こす可能性があることを指摘しています。
アメリカやカナダ・タイ・シンガポールなどでは使用禁止となっているほどです。
- トランス脂肪酸はなぜ身体に悪いのか?
妊活や健康においてもATP(生命エネルギー)を作る働きがあるミトコンドリアの活性化が重要です。
ミトコンドリアは、私たちの37兆ともいわれる細胞の中に生息しています。
一つ一つの細胞は細胞膜によって覆われています。
細胞膜は脂質で構成されています。
細胞膜を構成する脂質は、普段の食事から摂った脂質からつくられます。
なので、トランス脂肪酸もこの細胞膜の材料の脂質として使用されます。
トランス脂肪酸を多く摂ると、細胞膜は硬くなります。
細胞膜が硬くなると細胞膜を栄養が入りづらくなりミトコンドリアに栄養や酸素が届きにくくなってしまいます。
不妊症の原因に排卵障害があります。
排卵は、卵子が卵胞細胞や卵巣の細胞を突き破ることでおきます。
もし、細胞膜が硬ければ突き破る際に痛みや出血を生じる可能性や卵子が細胞膜を突き破けなければ卵巣からでることができないので精子と出会えず妊娠は成立しません。
これが排卵障害になります。
トランス脂肪酸は、妊活にも健康にも多くの悪影響を及ぼすことがイメージ出来たと思います。
- トランス脂肪酸はどんなものに多く含まれているか?
マーガリン・ケーキ・ドーナッツ・チョコ・アイスクリーム・ポテトチップス・菓子パン・カレールウ・ピザ・サラダ油・ドレッシングなど、おいしくてつい食べてくなる物に多く含まれています。
できる限り質の悪い物を摂らないように心がけますが、誕生日や友達との外食などの時は、ストレス発散を兼ねて好きな物を楽しく食べましょう。
そして、食べてしまったら、しっかり便・尿・汗などで毒を排泄しましょう。
まずは、質の悪い物を摂らないことから無理なく始めましょう。
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