東洋医学(中医学)から見た不妊治療

東洋医学(中医学)では、不妊治療において重要視している臓腑があります。

それは、「肝・脾・腎」です。この三つを整えることが妊娠力をあげる重要なポイントになります。

「肝」は、気血を全身にめぐらせる働きや自律神経・ストレスとも関係があります。肝の働きが乱れると血液の循環が悪くなり、卵巣や子宮への栄養が運ばれず、ホルモンの働きも悪くなります。また、ストレスを感じてイライラしている方も血流を悪くしていることが多いです。

 肝を整えることで気血の循環を良くして妊娠しやすい身体に変化していきます。

「脾」は、飲食物を消化吸収し、栄養を全身に運ぶ働きがあります。脾の働きが乱れると、消化吸収の働きが落ち、栄養を運べなくなるので、疲れ、食欲低下、軟便、お腹が張る、むくみなどの症状が現れます。

脾を整えることで、栄養を全身に運び、妊娠しやすい身体に変化していきます。

「腎」は、最も生殖機能に関係があり、月経、妊娠、胎児の成長に関わっています。腎の働きが乱れると、生殖機能が低下するので卵巣や子宮の働き、ホルモン分泌機能が低下してきます。また、腰痛、排尿、耳鳴り、冷えなどの症状も現れます。

腎を整えることで、生殖機能を高め、妊娠力、安胎、安産などにつながっていきます。

「肝・脾・腎」を鍼灸治療で整えることやそれぞれの体質・生理周期に合わせて鍼灸治療をすることで、妊娠力は向上していきます。

東洋医学に基づく鍼灸施術    

不妊症の原因は様々ですが、病院の治療に加え、鍼灸治療で、今の心と身体の状態を知り、自分の心と身体と向き合い、妊娠しやすい体質にしていくことは、妊娠に近づく一つの方法だと考えています。

沖縄 南部(糸満) 豊見城市あしびなー近くにある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。