生理周期が整う仕組みをやさしく解説
夢源鍼灸院の酒井です(^^)
今日は、「生理周期が整う仕組みをやさしく解説。~妊娠しやすい身体づくりの第一歩~」
妊活をしている方の多くが気になる悩みの1つに、
「生理周期が安定しない」 というものがあります。
生理周期は、
脳・卵巣・子宮が連動してつくる“ホルモンのリズム” で成り立っています。
このリズムが整うと排卵が規則的になり、妊娠しやすい身体に近づきます。
今回は、妊活中の方にもわかりやすく「生理周期が整う仕組み」を解説します。
■ 生理周期は“3つの司令塔”がつくっている
生理周期をつくるのは、次の3つです。
1. 脳(視床下部・下垂体)
2. 卵巣
3. 子宮
これらがホルモンを使って連携し、月に1度の排卵と生理が規則正しく起こるように調整しています。
■ ① 脳が卵巣へ「卵を育てて」と指令を出す
生理が終わるとすぐに、脳の視床下部 → 下垂体から
FSH(卵胞刺激ホルモン)
LH(黄体形成ホルモン)
と呼ばれるホルモンが分泌されます。
これが卵巣への合図となり、卵胞(卵のもと)が育ち始めます。
〈低温期〉…卵が育つ準備期間
脳の指令がしっかり伝わっていると、卵が順調に育ちます。
■ ② 卵巣が女性ホルモンを分泌し、子宮の準備が始まる
卵が育ってくると、卵巣は次のホルモンを分泌します。
• エストロゲン(卵胞ホルモン)
→ 子宮内膜を厚くする
• プロゲステロン(黄体ホルモン)
→ 高温期をつくり、着床しやすい環境を整える
このバランスが乱れると、
「排卵が遅れる・高温期が短い・生理周期がばらつく」
などの症状が起こります。
■ ③ 卵が成熟し、排卵が起こる
卵がしっかり成熟すると、
脳が LHを一気に上昇 させ、排卵が起こります。
排卵のタイミングが毎月ずれないことは、妊活にとても大切です。
■ ④ 排卵後は高温期へ。妊娠準備が始まる
排卵後、卵巣の「黄体」から
プロゲステロン が分泌されることで高温期が始まります。
高温期の役割は…
• 子宮内膜をふかふかにする
• 受精卵が着床しやすい環境を整える
• 自律神経を安定させる
妊娠しやすさに直結する、とても大事な時期です。
■ ⑤ 妊娠しなかった場合、生理が来る
妊娠しなかった場合、黄体ホルモンが減少し、子宮内膜が剥がれて生理として排出されます。
このように
低温期 → 排卵 → 高温期 → 生理
というリズムが整うことで、生理周期が安定します。
■ 生理周期が乱れる主な原因
• ストレス・自律神経の乱れ
• 冷え・血流不足
• ホルモンバランスのアンバランス
• 卵巣機能の低下
• 夜更かし・睡眠不足
• 過度なダイエット
• PCOSなどの疾患
特に「脳(自律神経)」がストレスを受けると、脳から卵巣へのホルモン指令がスムーズに届かず、
生理周期の乱れにつながります。
■ 鍼灸で生理周期が整いやすくなる理由
鍼灸は生理周期に深く関わる
脳(自律神経)・ホルモン・血流 に働きかけることができます。
✔ 自律神経の調整
ストレスで乱れた脳の指令系統を整える
✔ 卵巣・子宮の血流改善
卵の育つ力・内膜の質に影響
✔ ホルモンバランスを整える土台づくり
周期全体が安定しやすくなる
特によく使うツボは…
• 三陰交
• 関元
• 気海
• 太谿
これらは「生理周期を整えるツボ」として知られています。
■ まとめ 生理周期が整うと妊娠しやすさが変わる
生理周期は、
脳・卵巣・子宮のホルモンリズムが滑らかに流れることで整います。
逆に、このどれか1つでも乱れると周期はすぐに崩れてしまいます。
鍼灸は、この「ホルモンリズム」が整いやすい状態へと導き、妊娠しやすい身体づくりをサポートできる施術です。
生理周期が不安定な方、高温期が短い・排卵が遅れやすいなどのお悩みがある方は、一度ご相談ください。
夢源鍼灸院では個々の体質を詳しくお伺いし、生理周期に合わせて妊活のサポートをしています。
病院との並行しながらも問題ありませんので、ぜひ一度お問い合わせくださいね。
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