夢源鍼灸院の酒井です。

前回に引き続き、「水素」についてお伝えします。

前回は、体内に活性酸素が過剰に発生すると、体に悪影響を及ぼすこと、活性酸素は、様々な病気の根源であること、どんな時に活性酸素が発生するかをお伝えしました。

今回は、①生活習慣と活性酸素の関係、②活性酸素を除去する水素についてお伝えします。

①生活習慣と活性酸素の関係
なぜ、人間は病気になるかについては、すべて解明できていませんが、人間がなる病気は、いくつかに分類できます。
１.細菌やウイルスによる疾患
２.外傷や機能低下（生理学的機能の退化・老化）
３.ストレス性疾患
４.生活習慣による疾患
５.原因不明の疾患

これらに分類すると、死因として多いのが、４の生活習慣による疾患です。
癌・心臓病・脳卒中・糖尿病・高血圧・動脈硬化・肥満などは生活習慣に原因があると言われています。その生活習慣の原因の一つとして考えられているのが、体内にある過剰に発生した活性酸素です。

活性酸素は、ストレスを溜める・食品添加物を多くとる・紫外線を浴びる・喫煙・飲酒・睡眠不足などによって、体内に大量に発生します。体内で除去できなかった活性酸素がたまり、生活習慣病を引き起こします。

つまり、生活習慣病を引き起こさない・予防するには、活性酸素を大量に発生させないことです。

ストレスを溜めない・食品添加物を取らない・日焼け止めを使用する・禁煙・節酒・良質な睡眠など生活習慣を見直すことが重要になります。

②活性酸素を除去する水素
生活習慣を見直すことは重要ですが、それに加えて日々大量に発生する活性酸素を除去する強い味方がいます。
それは、抗酸化物質です。
抗酸化物質は、活性酸素を除去してくれます。抗酸化物質、食物に含まれる、ビタミン・ミネラル・ポリフェノールなどです。
抗酸化物質は、活性酸素を除去してくれますが、活性酸素の中でも悪玉活性酸素（ヒドロキシルラジカル）は除去できません。ヒドロキシルラジカルは、細胞膜や遺伝子を傷つけてしまいます。
このヒドロキシルラジカルを除去するには、水素がいいと言われています。

水素は、最も小さく軽い物質のため、体内に摂取した場合、体内の隅々まで浸透します。細胞やミトコンドリアの中にも入ることができるため、活性酸素にも働きかけることが可能になります。活性酸素を除去する反応を起こすと、その後は、水となって体外に排泄されます。

卵胞の成熟や排卵の際に、活性酸素は大量に発生することがわかっています。大量の活性酸素を除去できないと卵胞の発育を妨げ・排卵障害・卵子の質の低下につながってしまいます。

水素は、最も小さい物質なので、これらの活性酸素を除去することができます。

現在も研究が進んでいますが、不妊症や妊活にも水素は効果を発揮するのではないかと言われています。一部の研究でAMHが上昇した・卵子の質が向上したとの報告も見られます。

これからも水素の研究が進み、不妊症・妊活の強い味方になることを期待しています。

当院では、水素吸入器を導入しました。不妊症・妊活・美容に関して鍼灸と併用して使用しています。ご興味のある方は、お問い合わせください。

次回も水素についてより詳しく説明していきたいと思います。

当院では、心と体が楽で、妊活を前向きになれるように、サポートすることを心がけています。

沖縄　南部（糸満） 豊見城市あしびなー近くにある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。