夢源鍼灸院の酒井です。

前回に引き続き、「水素吸入」についてお伝えします。

前回は、①生活習慣と活性酸素の関係、②活性酸素を除去する水素って何かについてお伝えしました。

今回は、水素に関する論文の紹介と水素は具体的にどんな症状や病気に効果があるかを一つ紹介していきます。

2007年（平成17年）、日本医科大学の研究グループが、水素が細胞や遺伝子を傷つける悪玉活性酸素の一つであるヒドロキシルラジカルを選択的に消去することを、英国の権威のある医学論文「Nature Medicine」で発表しました。

論文の中で、「水素分子が生体内で悪性度の高い活性酸素を選択的に還元して酸化ストレスを軽減することで、様々な疾患の予防と治療に応用できる」と報告しています。

この論文は、世界の研究者・医療職を驚かせ、「水素」への注目が集まり、研究が進んでいます。

水素の効果について紹介します。

「水素は一酸化窒素を増やす」
血管は、自ら拡張する機能を持っています。血管の内側にある内皮細胞は、血流が早くなると、血管拡張物質である一酸化窒素（NO）を産生します。一酸化窒素の作用によって平滑筋が緩み血管が広がります。
しかし、血管の内皮細胞が老化すると、一酸化窒素の産生力が低下します。一酸化窒素が産生されないと、血管が広がらないので血流が悪くなります。動脈硬化の始まりです。
血管の内皮細胞が老化し血流が悪くなった状態で、水素を投与すると、一酸化窒素の産生力が向上し、血管が拡張し、血流が良くなります。
つまり、水素を投与すると、動脈硬化や脳機能改善が期待できます。
血液は、酸素と栄養を全身に運ぶ大事な体液。滞ることなく、全身にスムーズに循環することが、健康な体の条件と言えます。

当院では、水素吸入器を導入しました。不妊症・妊活・美容に関して鍼灸と併用して使用しています。ご興味のある方は、お問い合わせください。

次回も水素についてより詳しく説明していきたいと思います。

当院では、心と体が楽で、妊活を前向きになれるように、サポートすることを心がけています。

沖縄　南部（糸満） 豊見城市あしびなー近くにある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。