カロリーオフ商品と不妊の関係性
夢源鍼灸院の酒井です。
今回は、「カロリーオフ商品と不妊」の関係性についてお話します。
不妊症の鍼灸治療の場では、内臓に負担をかけたり、体を冷やすため、「お砂糖を摂りすぎないようにしてくださいね」とお伝えするのですが、「人工甘味料にした方がいいですか?」とか「カロリーオフの飲み物ならいいですか?」と質問されることがあります。
今回は、主にカロリーオフの商品に使用されている人工甘味料についてお話させていただきます。
人工甘味料は大きく分けて二種類あります。
ひとつは、キシリトールやステビアなど天然に存在する甘味物質を人工的に抽出したもの。
もう一つは、アスパルテームやスクラロースなど天然に存在しない甘味を合成して人工的に作られた甘味料。
天然のものよりも安価なため、食品の原材料欄でよく目にすることが多いと思います。
ダイエット飲料やシュガーレスガム、カロリーオフの清涼飲料水によく使用されています。
人工甘味料は、少量で砂糖の何百倍もの甘さを感じるので、主にカロリーオフ商品では、お砂糖の代わりに使用されています。
菓子パン・お菓子などのカロリーオフ商品以外でも、お砂糖の使用量を減らすためやコスト削減のために使用されています。
この人工甘味料が、どう不妊と関係があるのか?
研究で、”人工甘味料入り炭酸飲料”と”砂糖入り炭酸飲料”の影響を比較調査し、両者とも2型糖尿病の発症リスクを上昇させるとの調査結果が出ました。
しかも、”人工甘味料入り炭酸飲料”は、砂糖入りに比べて2型糖尿病の発症リスクが15%増加、1500ml以上飲んでいる場合は59%も上昇することがわかりました。
※2型糖尿病とは、肥満や運動不足・ストレスなどをきっかけにインスリンの働きが悪くなったり、インスリンの分泌量が減少し、血糖値の調整ができなくなることで起こる生活習慣病です。
甘いものを食べたいけど太りたくない…そんな希望を叶えてくれるはずだった人工甘味料は、かえって肥満や糖尿病を発症させてしまうことがわかったのです。
人工甘味料は腸内細菌のバランスを崩し、血糖値を下げにくい状態にする作用もあります。
それにより、妊娠の妨げになるインスリン抵抗性を引き起こし、不妊へと繋がってしまう可能性も指摘されています。
また、男性不妊にも関わっているという研究もあり、精子の減少に関係していることがわかりました。
よく使用されている『アスパルテーム』は、通常の摂取量では安全と言われていますが、脳腫瘍や白血病、リンパ腫、ガン、腎機能障害を起こす可能性があるなど、人体に有害であると警告している研究者もおり、危険疑惑のある人工甘味料のようです。
以上をまとめると・・・ アスパルテームに代表される人工甘味料は、
・肥満・糖尿病の発症リスクを上昇させる
・インスリン抵抗性による不妊の可能性
・精子の減少に関係する
ということがわかっています。
妊活中の方はできればご夫婦ともに清涼飲料水は避けて、お水やお茶、100%のストレートジュースなど、ナチュラルな材料でできたものを選ぶようにしましょう。
食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
沖縄 南部(糸満) 豊見城市あしびなー近くにある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。