妊活中の「糖分摂取」

夢源鍼灸院の酒井です( ^_^)

今回は、妊活中の「糖分摂取」についてお話したいと思います。

砂糖は様々な食品に含まれ、私達は日常的に摂取しています。

ケーキやパン・お菓子類はもちろん、ジュース・アルコール類・お弁当・お惣菜・ドレッシングなど、至る所で使用されています。

砂糖は、東洋医学でも陰性の食品とされており、摂りすぎると細胞を緩め、身体を冷やしてしまったり、胃腸を弱らせる言われています。

 

妊娠を望む場合、砂糖を避けたほうがいいのか?

東洋医学では、妊娠するために一番重要なものは「(ケツ)」。

子宮内膜をつくるのも、卵子や卵胞に栄養を運び成熟させるのも血が行なっています。着床した受精卵を育てるのも血の役目。

西洋医学でも、脳で分泌されたホルモンは血液によって運ばれ、骨盤内の生殖器に届きます。不妊治療で使用する様々なお薬も、血流にのって運ばれます。

受精卵が着床する内膜も、毛細血管が充血してできるもの。

女性にとって、血はとても重要なものです。

砂糖の過剰摂取によって身体が冷えると、血の巡りを悪くし、ホルモンバランスを乱す原因となったり、子宮や卵巣の環境を悪くしてしまいます。

東洋医学では瘀血(おけつ)といいます。

さらに、冷えによって胃腸の働きが弱くなり、血液の元になる栄養分を作れなくなり、身体の血が不足してしまいます。

東洋医学では血虚(けっきょ)といいます。

 

砂糖の害は、単に身体を冷やすことだけではありません。妊活中の女性にとってはもっと深刻な症状へと繋がる可能性もあります。

糖分を摂取して血糖値が急激に上がると、膵臓からインスリンが大量に分泌されて、今度は急激に血糖値が下がります。

低血糖になると、再び身体が糖分を欲し、甘いものに手が伸びる原因となります。食後に何か甘いものが欲しくなるのは、食事後に低血糖になっているからなのです。

このような血糖値がジェットコースターのように急激に下がったり上がったりしていると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの感受性を鈍くしてしまうインスリン抵抗性という状態を引き起こす原因となり、これが排卵障害などの不妊症へと繋がってしまうことがわかっています。

 

砂糖といっても様々な種類がありますが、そのすべてが害になるのか?

精製されている白砂糖やグラニュー糖は、糖の吸収率がとても高く、血糖値の急上昇・急降下を招きます。

黒砂糖やきび砂糖など茶色いお砂糖はミネラル分が入っており、少ない量でも自然な甘みを感じます。

栄養面では白砂糖よりはおすすめですが、血糖値の急上昇は白砂糖やグラニュー糖とほぼ変わりません。

糖分は種類を問わず、血糖値に影響を与え、インスリン抵抗性を引き起こす可能性があります。

残念ながら、マンゴーやパイナップルなどの果物に含まれている果糖も同じです。

とはいえ…甘いものがない生活によってよりストレスを感じてしまう方もいます。

私もその一人です(⌒-⌒; )

そんな方にオススメなのが、「てんさい糖」です。

砂糖の中で唯一、身体を温める性質があり、さらに他の種類のお砂糖と比べて血糖値の上昇も穏やかなのが特徴であると言われています。

「てんさい糖」が気になる方は、自分で調べてみてください。

血糖値が安定してくると「甘いものが食べたい!」という欲求が少なくなってきます。

血糖値の急上昇に気をつけるだけで、自然にお砂糖の摂取量を減らすことができます。

砂糖による妊活への悪影響を抑えて、妊娠体質へ変化させていきましょう。

東洋医学・鍼灸で自分の体質にあった治療を一緒に考えてみませんか?

鍼灸治療を受けたことがない方は、是非一度お試しください。

 

沖縄 南部(糸満) 豊見城市あしびなー近くにある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。