子宮内膜が薄くなる原因
夢源鍼灸院の酒井です(^^)
今日は、子宮内膜についてお客さんから相談をうけたのでお伝えします。
【子宮内膜について】
子宮の内側にある子宮内膜は、受精卵(胚)の着床に備えてふかふかの布団のように厚くなり、着床する大切な場所です。
妊娠成立後も赤ちゃんを育てるため、子宮内膜に十分な厚さと柔らかさがあることは非常に重要であるといわれています。
子宮内膜の「薄い」「厚い」の定義は曖昧ですが、一般的に不妊治療専門クリニックでは子宮内膜が7mmまたは8mm未満の場合、「薄い」と定義しています。
不妊治療の胚移植では、子宮内膜が7mmに満たない場合に妊娠率は低下し、流産率が上昇するとのデータがあり、7mmを目安に胚移植を延期するクリニックもあり、できるだけ厚めの8~10mmであることが望ましいと考えられています。
ただし、妊娠の成立には子宮内膜の厚さ以外の要素も関わっており、子宮内膜の厚さが4〜6mmと薄くても、妊娠するケースはあります。
子宮内膜が10mm以上あっても妊娠に至らない場合もあり、厚ければいいと言ったものではないですが、8mm以上あれば着床しやすい、と思っておきましょう。
子宮内膜を厚くするにはどうすればいいかと質問を受けることが多いですが、まず子宮内膜が薄くなる原因についてお伝えしたいと思います。
①女性ホルモンの減少
子宮内膜が厚くなるためには、エストロゲンの分泌が必要です。
エストロゲンは卵巣から分泌されるホルモンで、月経周期にあわせて子宮内を妊娠しやすい環境に整えるために、子宮内膜を厚くします。
また、栄養と水分をため込んで、妊娠を維持する働きもあります。
よって、エストロゲンの分泌量が少ないと、子宮内膜は妊娠に向けた準備ができず、薄くなってしまいます。
エストロゲンが減少する原因は、加齢に伴う卵巣機能の低下、ストレス、急激なダイエットによる体重減少などが挙げられます。
②年齢
閉経に近づくにつれて卵巣機能は徐々に低下し、個人差はありますが子宮内膜に影響を及ぼす女性ホルモンの分泌も少しずつ減少します。
年齢を重ねると、排卵前の卵胞期に増加して子宮内膜を厚く柔らかくするエストロゲン、排卵後に子宮内膜の状態をさらに良くするプロゲステロンの分泌が減るため、子宮内膜は厚くなりにくくなります。
③運動不足などによる血流不足
子宮内膜が薄くなる原因として、血流不足も挙げられます。
子宮内膜は、女性ホルモンの働きで分泌が増えた栄養が血液によって運ばれ、蓄えられることによって厚くなります。
何らかの理由で血流が悪化すると、子宮内膜に十分な栄養が行き届かず、子宮内膜が薄くなる可能性があります。
血流不足は、運動不足のほか喫煙、ストレス、冷え性などが要因になることが多いです。
また、高血圧や子宮筋腫などの疾患によって血流不足が起きている場合は、原因疾患の治療を進めることが大切です。
④ 過去の手術の影響
流産や中絶の際に掻爬(そうは)手術を行っていると、子宮内膜の厚さに影響を及ぼすといわれています。
子宮内膜が薄くなる原因を①〜④まであげました。
これらの対応策に関しては、次回のブログでお伝えしたいと思います。
夢源鍼灸院では個々の体質を詳しくお伺いし、生理周期に合わせて妊活のサポートをしています。
病院との並行しながらも問題ありませんので、ぜひ一度お問い合わせくださいね。
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