月経不順の原因

夢源鍼灸院の酒井です(^^)

今回は、「お客さんから生理が早く来たけど大丈夫?」と相談を受けました。

生理周期は、生理が始まってから、25日~38日以内に次の生理がくるのが正常な生理周期になります。 ※理想は25日~30日

生理周期が数日ズレることは珍しくないので必要以上に心配することはないと思います。

しかし、生理周期が39日以上となる場合(稀発月経)や24日以内に生理がくる(頻発月経)場合には病院受診をおすすめします。

今回相談を受けた方は、20日で生理がきたことで不安に感じていました。

生理は、女性にとって心身の状態を知るための健康のバロメーターとなります。

病気や不妊症など、心身に異常がある場合には、生理に何かしらの反応として現れることがあります。

生理周期の乱れのことを生理不順(月経不順)といい、規則正しい月経がこないことを指します。

生理不順の原因には、日常の生活の疲れやストレス、ダイエット、過剰な運動、乳製品・加工品の過剰摂取など様々な要因が挙げられます。

生理不順が続く場合には、卵巣機能やホルモンの異常が疑われ、放っておくと不妊症の原因にもなるので生理周期を把握しておくことは健康を管理する上でも大切です。

セルフチェック項目

□ 正常な生理周期日数:25~38日
□ 変動:6日以内
□ 卵胞期日数: 17.9±6.2日
□ 黄体期日数:12.7±1.6日
□ 出血持続日数:3~7日(平均4.6日)
□ 経血量:20~140ml
□ 初経は10~14歳

上記に該当しない場合、生理不順に当てはまります。

通常、月経期になると脳の「視床下部」から、すぐ下にある「脳下垂体」に卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されます。

卵巣は、脳下垂体からの司令によって2種類の女性ホルモン「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」を分泌することで、生理周期を作り出しています。

生理不順は、この2種類の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌のバランスが乱れることで起こります。

生理周期が乱れる女性は多くいますが、生理が3ヶ月間ない場合のことを「無月経」といい、これは生理不順よりも注意が必要です。

無月経の場合、卵巣の働きが悪く排卵ができない状態になっており、放置するとホルモン異常につながるため、早めに病院を受診することをおすすめします。

無月経の他にも、生理周期が24日以下の場合を「頻発月経」、39日以上の場合「希発月経」、排卵せずに月経がきている場合「無排卵月経」といい、どれも月経異常となります。

これらの月経異常では、卵巣機能が低下してしまい女性ホルモンが十分ではなく、卵巣にホルモンを出すよう命令する脳からの指令が届かない「多嚢胞性卵巣」や、体質的な異常で排卵が上手くできなく、出産後ではないのに母乳を作るホルモンが出過ぎる「高プロラクチン血症」という病気などの原因にもなります。

このように生理不順には思いがけない大きな病気が潜んでいることもあります。

生理不順を防ぐためには、日常から規則正しい生活やバランスの取れた食事、質のよい睡眠をとるなどを意識することが重要です。

生理周期の乱れは、日常のストレスやダイエットなど些細な原因で生じやすいです。

生理不順の場合、鍼灸・整体で何ができるか。

・ホルモン剤や痛み止め・食べ過ぎなどの場合は、肝機能を整えていきます。

・ストレスなどによるものは、副腎を整えていきます。

・卵巣の機能低下がある場合は、卵巣を整えていきます。

・下垂体などの脳に問題がある場合は、頭蓋骨調整を行います。

原因を把握して、しっかり目的をもって施術していきます。

生理開始日から周期を予測するだけではなく、卵胞期・黄体期の日数、基礎体温を測ってホルモンバランスが整っているかどうかを確認することや日々の日常生活を見直すことが重要です。

生理周期を整えることは、タイミングをとるめやすを把握しやすいことや妊娠体質に繋がっていくので、まずは無理なくできることからやっていきましょう。

 

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