移植前の性行為について
夢源鍼灸院の酒井です^_^
妊活中の患者さんから質問を受けました。
「移植前に性行為はしない方がいいですか?」
私が伝えたことは…
移植前の性行為は問題なく、むしろ、行ったほうがいいということ。
移植前に性行為をすると、精液の成分が免疫調整し着床を促し・維持を助ける効果があることがわかっています。
人間には「免疫」機能が備わっています。
免疫とは、体の中に侵入してきた細菌やウイルスなどを異物(自分以外の物)と判断し攻撃することで、自分自身を守るという仕組みです。
このシステムは、受精した胚を子宮内に戻す移植の時にも反応します。
移植した胚を自分自身の免疫機能により攻撃してしまったら、その胚は着床することはできません。
子宮内に移植した胚を攻撃しないように抑制し、胚を子宮内膜が受け入れることが必要不可欠です。
ここで移植した胚を攻撃しないように重要なはたらきをするのが「精液」になります。
着床期、子宮内に精液があることで、「制御性T細胞」と呼ばれる免疫細胞が増加します。この細胞によって胚を子宮内膜が受け入れやすくなり、着床しやすく、かつ流産もしづらくなります。
移植後にタイミングを取るのは子宮への刺激が気になる方も多いと思いますので、移植前までにタイミングをとるのがいいかと思います。
不妊治療・妊活をしている方を多くみさせて頂き、話を聞く中で、体外受精を始めると夫婦生活がなくなる方が多いように感じます。
体外受精を始めると性交は必要不可欠ではありませんが、性行為することで、体が妊娠へのスイッチをオンにし、妊娠をサポートしてくれると思います。
移植しても妊娠に至らないと悩んでいる方は、もう一度夫婦生活を取り入れてみることをおすすめします。
当院では、水素吸入器を導入しました。不妊症・妊活・美容に関して鍼灸と併用して使用しています。水素と鍼灸を併用することで、相乗効果が期待できます。ご興味のある方は、お問い合わせください。
心と体が楽で、妊活を前向きになれるように、サポートすることを心がけています。
沖縄 南部(糸満) 豊見城市あしびなー近くにある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。