高温期の体温が低く期間が短いと悩んでいる方
夢源鍼灸院の酒井です(^^)
先日、不妊症で当院に通われている方から、高温期の体温が低く・期間が短いという相談を受けました。
排卵後に体温が0.3から0.5℃上がらず、高温期の期間も短い場合どんなことが考えられるかというと、原因の多くが「黄体機能不全」であることが多いです。
卵巣から分泌される黄体ホルモンによって、高温期の体温上昇や子宮内膜を厚くしていきます。
黄体機能不全になると、黄体ホルモンの分泌が低下して、高温期の体温が上がらず、期間が短くなり、子宮内膜が厚くならないという状態になります。
また、黄体ホルモンは、着床時期や妊娠中に子宮の収縮を抑え、着床を促し、流産予防の働きもあります。
なので、黄体ホルモンの分泌が低下すると、受精卵が着床しづらく、流産のリスクもあがり不妊症の原因になる可能性があります。
黄体機能不全の原因は、大きく2つあります。
①ホルモンバランスの異常 ②子宮の血流不全
①ホルモンバランスの異常
女性ホルモンは、体調によって乱れやすいです。
特に、睡眠不足・食生活の不摂生・体の冷え・ストレスなどが関係していきます。
これらをみなおすだけでも、高温期の体温や期間が改善する方もいます。
ホルモン剤の補充を行えば、対処できますが、生活習慣や食生活をみなおすことも大事だと思います。
※女性ホルモンは、コレステロールから生成されるので、毎日使う油の質をあげることも重要です。
②子宮の血流不全
黄体ホルモンが骨盤内の血流不全によって子宮に作用しないと黄体機能不全に繋がります。
子宮の血流不全には、黄体ホルモンの材料であるビタミンEを摂取することで、改善することがあります。
ビタミンEは、抗酸化作用があるので、子宮や卵巣の活性酸素を除去し血流を促進させる効果が期待できます。 病院などでは、ビタミンEとビタミンCが配合された「ユベラ」という薬が処方されることがあります。
また、骨盤内の血流を良くするために、骨盤の歪みを整えることやウォーキングなどの有酸素運動もいいと思います。
高温期の体温や期間に関して不安を感じたら、まず生活習慣を見直し、黄体機能不全を予防・改善をして今よりも妊娠体質にしていきましょう。
沖縄 南部(糸満) 豊見城市あしびなー近くにある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。