副腎疲労が不妊の原因かも
夢源鍼灸院の酒井です(^^)
今日は、副腎疲労と不妊症の関係についてお話します。
疲れやすく妊娠に至らない患者さんの原因として、「副腎疲労」が考えられます。
あまり聞きなれない方も多いと思います。
副腎は、腎臓の上にある小さな内分泌器官で、ストレスに対抗するためにコルチゾールというホルモンを分泌します。
ストレスが高い状態が続き、それに対抗するためにコルチゾールが分泌され続けると、やがて副腎は疲れてしまい、今度はコルチゾールを分泌しにくくなってしまいます。この状態が、副腎疲労です。
コルチゾールには血糖値を上げる働きもあるため、コルチゾールが不足すると、ストレスに弱くなり、血糖値も上がらず低血糖状態になります。
ストレスは、溜め込むと不妊症やうつ病・蕁麻疹・高血圧・頭痛・不眠など心身に色々な症状を起こします。
現代医学的な検査で不妊症の原因がわからない方の半数が、実はストレスが原因であるということも研究で分かっています。
ストレスに対抗するホルモンを分泌する副腎は、健康でいることや妊娠を望む方にとって、とても重要な器官になります。
副腎疲労を疑うときにはどんな症状が現れるかというと以下のものがあります。
・朝起きられない
・やる気が出ない
・立ちくらみがする
・体が冷える
・疲れやすい(いつも疲れている)
・日中はだるくてやる気が出ないのに、夜は目が冴えて眠れない
・集中力がない、物忘れが多い
など
副腎疲労の方は、低栄養の場合がとても多いです。また、ストレスを解消するために甘いものやジャンクフードなどを暴飲暴食する方は、血糖値が乱れ副腎疲労を悪化させます。
副腎疲労は、うつ病や更年期障害と勘違いされてしまうことがあります。
また、小さい子にも起こることがあります。
子供が朝起きれない・学校に行こうとしない・元気がない・疲れているなどが続くようであれば、専門の病院を一度受診してみてください。
副腎を元気にするためにも食生活を改善すること・ストレスをしっかり発散し溜め込まないことが重要です。
副腎を調整することもできるので、気になる方は是非ご連絡ください。