妊娠に悪影響を与える「慢性炎症」

夢源鍼灸院の酒井です。

今回は、妊娠に悪影響を与える「慢性炎症」についてお伝えしょうと思います。

近年、ほとんどの病気や不調は、体内で起きている「慢性炎症」が原因であると考えられるようになりました。

また、体内に「慢性炎症」があると、妊娠しにくいこともわかってきました。

「慢性炎症」とは、弱い炎症の状態が長く続く症状のことを言います。

自覚症状はほとんどないものの、炎症が長期化すると修復不可能な状態になってしまいます。

糖尿病や高血圧・認知症・がん・炎症性腸疾患・アトピー性皮膚炎・精神疾患なども慢性炎症から生じているといわれています。

では、慢性炎症が、妊娠にどのような影響を与えるのでしょうか。

慢性炎症が改善すると、受精卵が着床しやすく、妊娠しやすくなります。

慢性炎症を改善して妊娠しやすい状態にするにはどうすればいいのか。

キーポイントは、「インスリン」です。

血糖を下げるホルモンであるインスリンの分泌量や効きにくくなった状態になることが、慢性炎症の原因だと考えられています。

インスリンは、血糖を下げるほかに、脂肪をため込む作用があります。

インスリンが出続けることで、脂肪細胞が大きくなり、そこから炎症を引き起こす様々な物質(炎症性サイトカインなど)が放出されるようになります。

炎症を引き起こす物質が、全身に流れることで、炎症性疾患をもたらし、長期化すると様々な慢性炎症が引き起っていきます。

インスリンが出続けると、脂肪細胞が大きくなるので、肥満になります。

つまり、肥満の方は、慢性炎症を起こしやすく様々な病気になる可能性があるということです。また、以前、お伝えした「子宮フローラ」( https://mugen-shinkyu.com/blog/も乱れるので不妊症になる可能性もあるということです。

肥満の女性は、排卵障害や卵子の質の低下・着床障害にも影響を与えます。

肥満の男性は、精子の運動率や数を低下させます。

BMIが25以上の方は注意したほうがいいです。

不妊治療・妊活をしているかたは、まずこの慢性炎症を改善することから始めることをお勧めします。

インスリンを分泌しないようにするにはどうすればいいのかについては、次回お伝えしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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