妊娠初期の出血

夢源鍼灸院の酒井です。

妊娠初期の出血について相談がありました。

妊娠初期の出血はよくあることで、約30%の妊婦さんが経験すると言われています。

でも出血すると、

「赤ちゃん大丈夫?流産してしまう?」って不安になりますよね。

妊娠初期の出血は、胎盤が完成する安定期(16週程度)までに、子宮内膜と胎盤が融合していく過程で出血が起こります。

そのため、出血したからといって、胎児になにか起きたわけではないことがほとんどです。

流産してしまう場合のほとんどが、染色体異常が原因であると考えられています。

精子と卵子が出会って、受精卵になった時点で流産するかどうかはある程度決まっています。

染色体異常があるかどうかを知る検査もあります。

着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)や新型出生前診断(NIPT)等があります。これについて別の機会で触れたいと思います。

妊娠初期に少量の出血や茶色のおりもの様の出血はよくあるので問題ないと思いますが、不安や悩みを抱えていると、子宮の中の螺旋動脈という血管が収縮して胎児の血流低下へつながることが考えられます。なので、不安であれば病院にまず電話で相談して安心するといいと思います。

妊娠初期の出血の注意事項として、胎嚢が確認されている状態で、生理のときよりも多い出血や強い下腹部痛がある場合は、できるだけ早く病院に電話してください。

妊娠中は不安になることが多いですが、いらない不安はあまり考えないようにしましょう。

東洋医学の観点から、その方の心や体の状態を見ると、出血や流産になりやすくなっている場合もあるので、鍼灸で対応できることもあります。

出血や流産に不安や悩みがある方は、一度ご相談ください。

 

沖縄 南部(糸満) 豊見城市あしびなー近くにある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。