妊活中に運動してはいけない時期はあるか

夢源鍼灸院の酒井です。

今回は、「妊活中に運動してはいけない時期はあるか」についてお話します。

先日、不妊治療で通われている方から、「運動してはいけない時期や注意事項ってありますか?」と質問を受けました。

基本的には、月経・排卵・着床・移植前後などの運動は、問題ありません。

運動だけでなく、日々の仕事や家事などで体を動かして、妊娠率が下がるようなら、少子化に歯止めが効かなくなっていると思います。

適度な運動は、血流を良くする効果があり、体のミトコンドリアを活性化させ、体や卵子の若返りの効果があると言われているので、運動習慣が身につくといいですね。

でも、注意してほしいことが…

「やりすぎは禁物」ということです。

心拍数を上げすぎて、息が切れるほどの運動は、体内に活性酸素を発生させ、卵子の質を下げてしまうことがあります。

有酸素運動を行うなら、20〜30分程度が理想的です。その時に、踵を強く接地するような歩き方・走り方は、子宮を収縮させてしまい、着床率を下げるので注意が必要です。

また、ボディービルのような鋼の筋肉をつけるような筋トレは、妊活をしている方には適していません。

筋肉がつきすぎると、脂肪が少なくなり、女性ホルモンが減少してしまいます。よく聞く、女性アスリートの生理不順や無月経などはこういったことが原因の場合があります。

鍼灸治療においても、子宮を収縮させると言われている経穴(ツボ)がいくつかあります。お腹の周りだけでなく、手や肩・足など離れたところにも子宮を収縮させるツボがあるので、特に移植前後や着床後は注意が必要です。ただ、子宮を収縮させるようなツボを避けて鍼灸治療をすることは、全く問題なく、むしろ運動と一緒で心と体にとても有効です。

沖縄 南部(糸満) 豊見城市あしびなー近くにある夢源鍼灸院は、妊娠を望む女性の身体づくり、不妊症・産前産後の不調や悩みを鍼灸治療と運動療法で解決に導きます。ご予約・お問い合わせお待ちしております。